スケッチアップとは、パソコン用の3次元モデリング・ソフトウェアで、主に建築やインテリア等幅広い分野で使われています。
私も10年以上前から独学で学び、仕事や自宅のリフォームの為に使用していますが、操作を覚えるのに1カ月位掛かりました。
今ではサクサク動かすことが出来るようになり、建築設計の3Dモデリングやパースを作成する時に使用しております。
そんな仕事をしている姿を見た私の幼稚園年長の6歳になる息子が、「面白そう、僕もやりたい」と言ってきたので、使い方を教えて操作させてみました。
スケッチアップは、初期設定ではコマンドの数が他の3Dソフトに比べると少なくて、コマンドボタンも大きいので分かりやすくなっている。
コマンドが文字で書かれていたりすると、子供には読めないので操作出来ないが、ボタンというところが操作しやすいのだと思う。
線を描く、線を囲む、押し出す、マテリアルで色を塗る等の単純な操作でモデリングが出来てしまう。
今回操作するのは幼児ということで、きっと出来ないだろうという固定観念があったが、予想外な結果に驚いてしまった。
子供に操作を教えて10分程、家事をやらないといけないので席を離れて30分程で席に帰ってくると、
こんな作品が出来ていた。
何を作ったの?と聞くと「お父さん見てみて、おうちつくったの!!」と嬉しそうにしゃべってきた。
更に画面を拡大していくと、なんということでしょう、2Dですがマインクラフトのヒカキンとヒカキンの家を作っているではないでしょうか!!
恐るべし幼稚園生(*_*;。普段は任天堂スイッチ、3DS、SFCミニでゲーム力を鍛えているので、スケッチアップのコマンドを覚えるのは簡単だったようです。
色の使い方、家の形は私達大人には描けない子供独自の世界観があるので、見ていると、とても面白いです。
1日でここまで操作出来てしまうのなら、将来はどうなるんだろうと、親父は少し期待しております。
ただ、自分が通ってきた道(建築系)の仕事はあまりお勧めしようとは思っていません。
理由は、厳しい、苦しい、良い事よりも辛い方が多い世界だから。
他の業界で働いている親御さんも子供には同じ道はお勧めしないという方もいると思います。
ですが、特にやりたい事がなかった高校を卒業する頃の私は、大工の父親の後を追って建築の世界に入ってしまいました。
今では入ってよかったなと思っていますが。
話しは逸れましたが、今回の実験で、幼稚園生でもスケッチアップで3Dモデリングが出来ることが実証されました。
子供は覚えるのが速く、ゲームのように操作することが出来ました。
スケッチアップは商用利用しなければ無料バージョンでも使用出来る為、3Dモデリングに興味ある方は使ってみてはいかがでしょうか?
スケッチアップに限らず、子供が興味を持った物に、親は敏感になって話しを聞いてあげる。
子供がやりたい事は、出来るだけやらせてあげる事で、子供の可能性が引き出せると思います。
子供は無限の可能性を秘めた未来があります。その未来への道を切り開く手助けを、社会経験を積んだ親がしてあげるべきだと思います。